【ANYCOLOR(エニーカラー)の今後や将来性は?株価や業績を分析】 » 弁慶の投資チャンネル

【ANYCOLOR(エニーカラー)の今後や将来性は?株価や業績を分析】

 

Vtuberグループ「にじさんじ」を運営するANYCOLOR

 

足元の業績は好調なのですが、それ以上にVtuber市場の将来性は無限大です。

Vtuber市場はまだ序章に過ぎません。

市場拡大に連動して、ANYCOLORの成長も見込めるのでしょうか?

 

今回はANYCOLORの全貌を解き明かしたいと思います。

 

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※Youtubeに最新の業績分析を投稿していますので、併せてご覧ください!※

 

 

 



 

会社概要

 

エニーカラーは主に4つの事業内容で構成されています。

 

ANYCOLOR
  • ライブストリーミング事業:YouTube等の動画配信による収益
  • コマース事業:グッズ、デジタルコンテンツ販売
  • ライブイベント事業:ライブチケット販売
  • プロモーション事業:企業案件やタイアップ

 



どれも所属しているVtuberを中心に展開した事業となっています。

因みに収益柱となる主力事業はコマース事業です。

売上構成比としては70%以上を占めています。

グッズが大量に売れるほどIPに人気があるということが読み取れますね。

 

 

UUUMのようなビジネスモデルに感じるかもしれませんが、UUUMと大きく違うのは自社でIPを保有していることです。

 

 

UUUMはタレントマネジメント会社のため、大物Youtuberが続々と退職したことで、痛手を受けました。

Youtuberとは契約関係であったため、契約が終われば手元には何も残りません。

 

 

しかし、エニーカラーはIP創出→タレント採用のため、IPは会社に属します。

そのためタレントが退職しても、IPは自社に残ります。

IPの権利が会社/タレントどちらにあるか、これは会社にとって大変重要です。

 



続いて、業績推移を見ていきます。

 

 

 

業績推移

 

以下四半期ごとの売上高となります。

 

 

今期1Qから大きく売上が増加しています。前年対比で+100%の伸長。

これは海外領域の『NIZISANJI EN』が大きく伸長していることが要因です。

昨年の2Qから海外向けにリリースしましたが、1年足らずで既に売上の30%を占めるまでに成長しています。

 

 

以下は海外売上の内訳です。

こちらもコマース事業が大きく伸長しています。

また、Vtuberあたりの売上も日本の「にじさんじ」を抜いて、堅調に推移しています。

 

 

海外領域は四半期推移で+100%以上伸長しており、今後の成長のカギになるでしょう。

 

因みに海外売上は円安恩恵でもあります。

円安が加速する中で、海外売上が加速することは業績にとって追い風となります。

 

以下は事業別の売上推移です。

 

 

前述したように、コマース事業が大きく伸びています。

また、プロモーション事業にも目が留まります。

 

Vtuberの認知度拡大と人気化に伴って、企業とのタイアップが増えていることが分かります。

 

 

Vtuber人気は始まったばかりなので、ここから更に成長すると考えています。



 

 

財務状況

 

続いて足元のBSを確認してみます。

 

IPO銘柄だし、負債多いんじゃない…?

IPO銘柄は確かに成長性に投資するため、健全とは言えない財務の企業が多いです。

 

 

エニーカラーはどうでしょうか?

結論から申し上げると、かなり健全な財務状況です。

 

 

まずは左のBSを確認します。

自己資本比率は72%とド健全です。

資産の内訳としてはビジネスモデル上、固定資産が多くないため、流動資産が98%占めています。

また流動負債の中でも、有利子負債(金利がかかる借金)は10%ほどになっています。

流動比率も全く問題ないため、足元のBSに懸念点は見当たりません。

 

 

続いて右のCF計算書です。

昨年までは財務CFがプラスになっているため、銀行からお金を借入していたようです。

しかし、今期になって営業CFが大きくプラスになり、借入したお金を返済しています。

手元にある残高も60億と積みあがっています。

 

 

借入したお金を返済した後、手元の現金をどう使うか、注目です。

投資に使うのであれば、投資用途を確認することで、今後の成長戦略が垣間見えるでしょう。

ただ足元は借入返済に使用しています。

上記のように財務状況、また足元のキャッシュについても問題ないことが分かります。

 



 

 

今後の株価は?

 

今後の株価について。

市場の将来性や足元の業績が好調であることは理解いただけたかと思います。

上記踏まえて、今後の株価はどうなるのでしょうか。

 

 

個人的にはまだまだ上がると思ってます。

既に時価総額3,500億と期待先行感もありますが、それでもテーマ性や足元の業績を考えると、まだ上値余地があると思います。

ただPER80倍、PBR40倍、と割高/割安を占める指標では割高感が強くなっているので、押し目買い推奨です。

高値を追うのではなく、押し目を狙いましょう。

 

 

 

 

 

※12/15更新※

2Q決算の分析記事は以下に書いています。

 2Q決算分析について気になる方は併せてお読みください!

 

※12/5更新※

12/5に実施された立会外分売に関する記事は以下に記載しています。

 ロックアップ解除後の株価推移が気になる方は併せてお読みください!

 

※3/24更新※

3/27に上場予定のCOVERについて以下記事を書いております。

 エニーカラーとの比較もしていますので、併せてお読みください!

 

ホロライブを運営するカバー(COVER)今後の株価/将来性は?エニーカラーと徹底比較

 

 

 



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