【eスポーツIPO銘柄であるウェルプレイドの今後/将来性を分析】
11/30上場のウェルプレイドが話題に。
理由は公開価格の5.3倍にあたる6,200円で初値を付けたからです。
そのあとも上昇し、結局S高にて初日の取引を終えました。
IPO当選した投資家さんは、いきなりファイブバガー達成です。(笑)
そこで今回は、以下分析したいと思います。
- ウェルプレイドの事業内容
- 業績推移および将来性
この記事を読んでウェルプレイドについて詳しくなりましょう!
ぜひ最後までお読みください!
まずはウェルプレイドの事業内容について
ウェルプレイドは3事業にて構成されています
簡潔に事業内容を紹介していきます。
①クライアントワーク
主にeスポーツ大会の受託制作をしています。
世界中で人気タイトル『PUBG』や『荒野行動』のeスポーツ大会の運営やeスポーツ施設の企画設計などです。
今後日本でもeスポーツ需要の拡大が見込まれるため、大会の企画設計も需要が見込まれるでしょう。
②パートナーソリューション
eスポーツ選手のキャスティングやスポンサー仲介を行っています
また、eスポーツインフルエンサーの育成やインフルエンサーマーケも手掛けます
イベント主催者とクリエイターとの仲介業者をしており、まさに商社のような立回りをしています。
eスポーツの市場拡大は明白です。
特に日本は遅れているので、ここから大きな伸びしろがあると言えます。
eスポーツに興味のある企業/eスポーツ周りで活躍する人が増えていくのも自明でしょう。
ともすれば、仲介するウェルプレイドのニーズも高まりますね。
競合他社も現時点では少なく、市場拡大による恩恵を最大化できると言えるでしょう。
③ビジネスデザイン
eスポーツを通じた新規事業開発を行っています
ただ、現時点では収益化していません。
eスポーツを通じた地方創生などを企画検討しています
事業というよりむしろ、社内の新規事業本部に近いと言えるでしょう。
ここからプロジェクトが発生することで、売上/利益へと転換するイメージです。
続いて業績推移を確認します
以下直近5年間の業績推移ですが、前期2021年に大きく増収増益となっています。
元々ウェルプレイドとライゼストはeスポーツ関連の別会社でしたが、2021年にライゼストを合併して現会社になりました。
コスト効率化や投資先の選択を行い、2021年には大幅増収および黒字化しています。
以下は今期業績予想です
売上/利益は20%成長を見込んでいますが、事業別にみるとメイン事業のクライアントワークが+1.7%とかなり低調です。
足元の案件の積み上がりを考慮しての見込なので、案件がほぼ昨年並みなのでしょう。
一方でパートナーソリューションは+64%、ビジネスデザインは収益化を見込んでいます。
ビジネスデザインは今期よりサービスをローンチするようです。
クライアントワークの鈍化も含めて、事業別の成長性は今後の決算で注視していくべきでしょう。
ただし全体として、eスポーツ市場は拡大傾向にあります。
特にeスポーツを起用したい企業とプレイヤーを仲介するパートナーソリューション事業は今後に期待できそうです。
最後に大きく上昇した株価についてです。
今後も株価は上昇していくのでしょうか。
現時点での指標を確認してみましょう。
明らかに過大評価され過ぎです。
eスポーツというテーマ株のIPOとはいえど、割高すぎます。
特にPBR127倍は異常値ですね。
近々大きく調整すると思いますので、購入はその際にしましょう。
どんなに買いたくても、今の水準で買い向かうのはオススメしません。
このような過熱化した株が下げに転じた際は、一気に売りが入るので大きく下落します。
因みに同テーマ(eスポーツ)株の平均PERは28倍、PBRは5.6倍です。
こう考えると、明らかに現在の株価は過大評価されていますし、今以上の株価を今後超えてくるとは現時点では考えにくいです。
それぐらい割高水準にあるということです。
テーマ性には期待できますが、ここまで株価が上がってしまうと個人的には買いたくないです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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