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【高配当銘柄の海運株が上昇!?商船三井や日本郵船が買い時か検証】

 

こんにちは

兼業投資家の弁慶です(@benkei0709)

 

今回は海運株の今後を分析します

 

業績絶好調で、割安な海運株

変異株「オミクロン」の発生が海運株にどのように影響を与えるのでしょうか

 

 

また

  • 買い時なのか
  • どの銘柄がオススメか

も検証していきます

 

 

再び海運株が上昇!?

新型コロナの沈静化により

コンテナ船の運賃上昇が鈍化する懸念から

バルチック海運指数は10月につけた5,650から急落しました

バルチック海運指数とは
イギリスのバルチック海運取引所が算出する、積み船運賃の総合指数のことです。積み船運賃に連動する指数と理解すればOKです

 

バルチック海運指数の下落に伴い

大手海運各社も大幅下落しています

1ヶ月で40%下落をしました

 

そこからは好業績と高利回りが下支えになっていましたが、再び株価が上昇しています

その要因として、皮肉にも変異株「オミクロン」の発生があります



 

コンテナ船の運賃はコロナ渦中に大幅高となりました

そして、変異種の世界的な流行で

再び世界的に「コト消費」が活発になり

 コンテナ船運賃が上昇するのでは? 

と見込まれています

 

バルチック海運指数も大台の3,000まで回復し、戻り基調となっています

 

 

また12/2には大手証券会社がレーティングを格上げしました

 

  • 日本郵船:17,600円
  • 商船三井:17,000円
  • 川崎汽船:16,900円

 

格上げを発表したモルガンMUFGは

コンテナ運賃は今後も上昇し

収益は来年がピークになると予想しています

 

現在の株価と大きく乖離しているため

レーティングの格上げも株価上昇の要因となっています

 

 

ファンダ的には株価上昇が見込めそうですが、株価の需給面ではどうでしょうか

続いてチャートを分析してみます

 

 

株価の需給は?

 

まず前提として、大手海運3社はほぼ同様の値動きをしています

理由は以下2つです

 

  • バルチック海運指数に連動する
  • コンテナ事業の収益源が同一

 

それぞれ簡潔に解説します

 

①バルチック海運指数に連動する

海運銘柄はバルチック海運指数に連動した動きをします

そのため3社とも同様なチャートを形成しています

 

 

②コンテナ事業の収益源が同一

業績の規模感に差はあれど

3社とも収益拡大幅は同水準です

 

というのも、絶好調のコンテナ事業の収益は3社が出資しているONEによる営業外収益だからです

ONE(Ocean Network Express)とは
日本郵船、商船三井、川崎汽船の大手3社が2017年に共同で設立したコンテナ事業のことです

 

上記理由から3社とも

業績推移・チャートも大変似ています



 

そのため

ここでは商船三井を用いて

テクニカル分析をしてみます

 

以下、日足チャートです

本日出来高を伴って、大陽線を付けました

5MAが25MAを上抜けするゴールデンクロス間近です

明日以降、75MAを超えることが出来るか、1つの山場でしょう。

 

もし、75MAを実線で上抜け出来れば、次の抵抗線は7,650円付近でしょう

7,650円を超えることが出来れば、Wボトム形成となり上昇に期待できそうです

 

信用買い残も大分整理され、1日で売り捌ける水準となっているため、そこまで懸念事項ではないでしょう

 

また以下は週足チャートです

支持線がしっかり機能していますね

個人的見解ではありますが

チャートを見る限り、特に上値を抑える懸念材料はないように思えます

 

高値掴みしている投資家もいますが

現在の市況や業績、利回りを考えると

最高値を試しにいきそうです

 

因みにチャートは以下著書にて学びました

初心者にも大変読みやすい内容で書かれているので、チャートの勉強を始める際にはオススメの一冊です

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海運株は買い時か

さて最後に結論です

 

  • 買い時なのか
  • どの銘柄がオススメか

 

に対して個人的見解を述べます

あくまでも参考程度にお願いします!

まず

  • どの銘柄がオススメか

についてですが、上記の通り

3社間に大きな差異はありません

 

ただし、川崎汽船のみ

現在利回りが6%と他2社に比べて低いです

※増配発表があると思いますが

 

商船三井と日本郵船は

ともに利回り10%以上と魅力的です

 

なので上記2社のどちらかが

オススメではありますが

川崎汽船も目標株価との乖離率、割安度を見る限り魅力的ですよね

 

 

そして

  • 買い時なのか

についてですが

 

個人的には、上記の通り

経済情勢やテクニカル分析から判断すると

『買い時』かと思います

 

ただし、現在の相場は

大変値動きの激しい相場です

また情勢の移り変わりも大変早いです

 

「相場は生きている」と言われるように

状況はすぐに変化します

 

そのことを念頭に置いて

トレードすることをお忘れなく!

 

最後までご一読いただきありがとうございました。



 

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