【海運株の株価、今後はどうなるか。商船三井・日本郵船・川崎汽船を分析】
『海運株は今後どうなるか』
皆さん、感じていませんか?
日経が弱々しいなか、海運株は怒涛の勢いで上昇しています。
株価はもちろん、業績も絶好調です。
しかし、今からでも買うべきなのか疑問に思う方もいるでしょう。
今回は
- 海運株上昇の背景
- 海運株はまだ買い時か
の2点について解説していきたい思います。
まず海運株が上昇している理由について解説していきます。
結論から申し上げると上昇理由は
- 絶好調な業績推移
- 大幅増配による高利回り
です。
ではなぜ業績は絶好調なのでしょう。
それには複合的な要因があります。
- コロナで止まっていた世界経済の回復
- コンテナ船の供給不足
- 再生エネルギー需要に伴う輸送増加
などの理由によりコンテナ船の運賃が上昇し、収入増加となっているわけです。
大手3社とも同様な業績推移になっているのは、3社の定期コンテナ事業を統合したことが要因です。
3社は2017年に共同でONE(Ocean Network Express)を設立しています。
ONEは持分法適用会社のため、出資比率(郵船38%、商船三井31%、川崎汽船31%)に応じた配当金が 営業外収益 として計上されます。
そのため3社とも同様の業績推移となっているわけです。
続いて大手海運3社の現状を見ていきます。
①商船三井 ②日本郵船 ③川崎汽船 ①7,350 ②8,270 ③5,150 ①2.7倍 ②2.8倍 ③1.8倍 ①8%/年 ②9%/年 ③未定
いかがでしょうか。
これを見ると現在株価は大幅に上昇しているものの、依然として割安であることが見て取れます。
川崎汽船のみ配当は未定となっていますが他社を参照すると7~9%ぐらいの可能性が高そうです。
PER2倍前後で利回り8~9%は大変魅力的なバリュー株ですね。
この割安×高利回りが海運銘柄の下値を支えています。
ではバリュー株なので寝かせて高配当を待つだけでよいのか。
残念ながらそういうわけではありません。
その理由も含めて、海運株が買い時か検証していきます。
最後に海運株がまだ買い時なのか。
個人的な見解を述べたいと思います。
結論から述べると
海運株は現在買い時ではない
と考えます。
その理由について解説しますね。
まず海運株が 市況産業であり、収益環境的に今がピークである ということが前提にあります。
現在の業績推移/高配当が成長途中であり、今後も業績拡大に期待できるのであれば、現在のバリエーションでは間違いなく買いだと思います。
ただし、新型コロナによるコンテナ船の高騰はピークを迎えており、現在コンテナ船の生産は拡大しております。
また、2023年には超大型船が大量に竣工してくるため、一気にコンテナ船需要が落ち込むと予想されています。
なので、収益/配当は今期がピークであると予想できます。
また、現在海運銘柄を買い進んでいる投資家の主な目的は「高利回り」です。
そのため、配当権利付き最終日以降は注意が必要ですね。
3銘柄とも権利付き最終日は9/28なので、この日を境に大きく売られるかもしれません。
逆に9/28までの押し目買いは有効だと思います。
なので自分は海運株について 短期トレード を推奨します。
あくまでも個人的見解なので、参考までにお願い致します😉
“初心者で財務分析が分からない…”
という方もいらっしゃるかと思います。
そのような方にはベストセラーではありますが
「財務3表一体理解法」
がオススメです。
簿記が分からなくても、この一冊があれば財務3表をある程度理解することが出来ます。
投資をするには財務3表の解読は必須だと思いますので、本書でぜひ勉強してみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今後も記事を書いていきますので、応援くださるとうれしいです。
※人気ブログランキングに参加していますので、クリック投票数が順位を決めます🔥
良い記事だな、と思って下さった読者さんは、押していただけると嬉しいです😭
企業様案件やお問い合わせは
以下お問い合わせフォームより
ご連絡ください。
CONTACT
Fill out the form below to learn more!