【日本製鉄やJFEホールディングスなどの鉄鋼銘柄が好決算なのに暴落?!買い時なのか検証】
こんにちは
兼業投資家の弁慶です。(@benkei0709)
20代投資家として投資に関する記事を書いています。
世界的な需要回復による鋼材価格の上昇により、絶好調の鉄鋼企業。
しかし、日本製鉄やJFEホールディングスが好決算を発表したにも関わらず、株価は大幅下落となりました。
今回は業績推移を確認するとともに、 なぜ下落したのか 、そして 買い時なのか を分析したいと思います。
世界的なコロナからの回復やインフラ投資の影響で、鉄鋼価格の上昇が目立ちます。
鉄鋼価格の暴騰により、鉄鋼大手各社は大きな追い風を受けています。
大手鉄鋼会社である日本製鉄とJFEホールディングスの業績を簡潔に見てみます。
両社とも2Q決算を発表済みです。
<日本製鉄>
日本製鉄は今季2度目の上方修正発表で、過去最高益をさらに上乗せ。
鉄鋼生産量自体は低水準であるものの、価格高騰により高利益水準を想定しています。
<JFEホールディングス>
JFEホールディングスも需要回復や市況上昇を主因に、前年対比で大幅増収増益。
日本製鉄もJFEホールディングスも業績は絶好調であることが伺えますね。
ただし景気敏感株であるため事業の成長性で利益増大になっているわけでなく、一時的な利益計上であることに注意が必要です。
続いて株価を分析していきましょう。
※チャートは週足です
<日本製鉄>
- 株価:1,892円(11/10時点)
- PER:3.3倍 PBR:0.56倍
- 配当利回り:7.5%
- 信用倍率:42倍
PER3倍、PBR0.56倍と、株価はとても割安水準となっています。
また配当利回りが7.5%もあるので現在の株価は魅力的に思えます。
ただ信用倍率が42倍と上値は重たい展開が少し続きそうですね。
チャートを見ても75MAが支持線になっていましたが、下抜けしています。
ファンダメンタル的には大変魅力的ですが、テクニカル的にはよくありません。
利回り7.5%は魅力的なので、押し目を拾っていく戦略が有効かと思います。
<JFEホールディングス>
- 株価:1,464円(11/10時点)
- PER:3.4倍 PBR:0.46倍
- 配当利回り:7.8%
- 信用倍率:26倍
JFEホールディングスも日本製鉄同様に、割安水準です。
利回りも7.8%と高利回りです。
チャートを見ても、支持線である75MAで下げ止まりしていますね。
長期目線では、上昇トレンドの押し目に見えそうです。
信用倍率も26倍と日本製鉄と比較すると重くはありませんね。
上記鉄鋼銘柄を比較すると、JFEホールディングスのほうがファンダメンタル/テクニカル的にも買い時であると言えそうです。
さて最後にまとめたいと思います。
結論として、上記鉄鋼銘柄はファンダメンタル視点では買い時かと思います。
ただし、チャートは需給が悪化しているのでもう少しチャートの足型が改善してからインするのがよいかと思います。
しかし、利回り7.5%は見逃せないバーゲンだと思います。
景気敏感株とはいえ、鉄鋼価格の上昇はまだ当分続きそうなので好業績も続きそうです。
3度目の上方修正にも期待できそうですね✨
引き続き押し目を拾いつつ、決算に注目したいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今後も記事を書いていきますので、読んでいただけると嬉しいです。
CONTACT
Fill out the form below to learn more!